今回、AAAのメンバー、與 真司郎(あたえしんじろう)さんが『カズレーザーと学ぶ』に出演されます。
2023年7月、與真司郎さんご自身がゲイ(男性同性愛者)だとファン向けイベントでカミングアウトし、「本来の自分を分かってもらい、みんなと距離が縮まることを願ってます」と語ってからもうすぐ2年が立とうとしています。
與真司郎さんご自身がゲイだと受け入れ、これまでの人生の歩みを振り返り、誰にも言えなかった心の声を解放するまでの葛藤や決意、そしてカミングアウト後の変化を、飾らない言葉でエッセイに書き記した書籍
フォトエッセイ『人生そんなもん』が2025年4月16日に発売になりました。
また、先月開催された、TBSとSDGsに取り組む若者たちとのコミュニティ「地球を笑顔にするACTION」
『ACTION for Gender~“自分らしく”生きるため、私たちにできること~』に出演され、若者たちトークセッションしながら、“LGBTQ+”の理解を深められていました。
私には高校生の子供がいるのですが、今は学校の授業でも取り入れられるほど、「心のケアと多様性について」にも取り組まれています。
昔なら、性的異変には拒絶や面白ろおかしく扱われていた時代とは違い、「今の時代は違う」と多様性を受け入れている子供に感心し、“LGBTQ”について家族でも話し合ったことがありました。
ジェンダー平等がSDGsの国際社会共通の目標にもなっており、子供たちの方が理解度が高く、日本の大人たちがもっとアップデートしていかなければならないのだと考えさせられます。
そこで今回、與 真司郎さんが、『“ジェンダー平等/多様性” 若者たちのACTION』を後押しする対話イベントで語られたことを元に掘り下げていきたいと思います。
AAA與 真司郎(あたえしんじろう)がジェンダーを語る!
まず初めに、知らない方のために“LGBTQ+”について説明したいと思います。
“LGBTQ+”とは
LGBTQ+とは
性的マイノリティ(セクシュアルマイノリティ)を表す言葉の一つで、以下の頭文字と記号を組み合わせたものです。
- L:Lesbian(レズビアン) – 女性同性愛者:女性として自認しており、女性に恋愛感情や性的魅力を感じる人
- G:Gay(ゲイ) – 男性同性愛者:男性として自認しており、男性に恋愛感情や性的魅力を感じる人
- B:Bisexual(バイセクシュアル) – 両性愛者:男性にも女性にも恋愛感情や性的魅力を感じる人
- T:Transgender(トランスジェンダー) – 生まれた時に割り当てられた性別とは異なる性自認を持つ人
- Q:Queer(クイア)またはQuestioning(クエスチョニング)
- Queer:既存の性別の枠組みにとらわれないセクシュアリティを指す言葉として使われることがあります。
- Questioning:自身の性自認や性的指向が定まっていない、または探している状態の人
- +(プラス):上記以外にも様々な性のあり方(アセクシュアル、パンセクシュアルなど)が存在することを示す包括的な記号です。
このように、LGBTQ+は多様な性のあり方を包括的に示す言葉として使われています。
AAA與 真司郎がジェンダーを語る!
與 真司郎(あたえしんじろう)さんが『“ジェンダー平等/多様性” 若者たちのACTION』のイベント後にXでコメントされていました。
未来ある若者のみなさんや、出演者のみなさんと、”誰もが自分らしく生きることのできる社会”を目指して、自分達には何ができるか?を色々な角度で対話させていただきました
僕も今回参加させていただき、改めて勉強になることや知れたことが多くて、物凄く有意義なイベントでした。
結局、1番大事なのは”知る”ことで、 知らないと何も出来ないし、怖いし、遠ざけてしまう。
もしかしたら自分にとって大切な身近な誰かが今も悩んでるかもしれないし、本当は助けを求めてるかもしれない。
自分は”関係ない”ではなく、 大きな声で助けを求められない人達の為にも、 自分から知りに行く、その僅かな声に気付きに行くことは本当に大切だなと改めて感じました。
“誰もが自分らしく生きることのできる社会”を目指して、僕に出来ることは積極的に取り組んで行きたい。
引用元 與 真司郎Xコメント
このイベントは、ジェンダー平等と多様性について考え、行動を起こす若者たちを後押しすることを目的としていました。
與 真司郎さん自身が自身のセクシュアリティ(ゲイであることを2023年7月に公表)について語った経験を踏まえ、「自分らしく生きる」こととジェンダーの関わりについて、多くの人と共有し、共に考える場を提供したことで、改めて勉強になることや知れたことが、更に認識が深まったのではないでしょうか。
イベントのウェブサイトや関連情報によると、会場に集う若者や出演者が、悩みや葛藤、克服、そして未来への希望を共有し、同じ目線でありのままの感想を述べ合い、考えることを重視していました。
與 真司郎さんは、このイベントが参加者にとって具体的な行動(ACTION)に踏み出す一歩となることを願っています。
背景には、與さん自身の経験が大きく影響してました。
小学生の頃から周りと違うと感じ、孤独を覚えた時期もあったそうですが、2016年のロサンゼルス留学中にメンタルヘルスについて学び、自分を受け入れることができるようになったといいます。
自身の経験を通して、同じように悩む人々、特に若い世代に対して、勇気を与えたい、「自分らしく生きることを肯定できる社会を作りたい」という強い思いがあると考えられます。
また、TBSテレビのSDGsプロジェクト「地球を笑顔にするACTION」の一環として開催されることも、社会課題解決への貢献という目的を示唆しています。
AAA與真司郎”ジェンダー”について心に秘めた今の思いとは?
2023年7月にゲイであることを公表した後、與真司郎さんは多くのインタビューやイベントで自身の経験や思いを語られています。
カミングアウトの理由の一つとして、いつか自分のパートナーや家族、友人と気兼ねなくハウスパーティーを開けるような、自分を隠すことなく普通に生活できることに強く願いを込めています。
ほとんどの誰もが当たり前にできることが、與真司郎さんにはできなかったのですから...
また、自身の経験を話すことで、同じ境遇にいる人々に勇気を持ってもらいたいという強い思いを表明しています。
「僕と同じ境遇に置かれている方々にも、勇気を持つきっかけにしてもらいたかった」と語っており、自身の行動が誰かの助けになるならと活動をの場を広げています。
「ACTION for Gender」というイベント名には、
「具体的な行動=ACTIONに踏み出す一歩になれたら嬉しい」という思いが込められており、イベントを通じて参加者が自身のジェンダー観や生き方を見つめ、前向きな行動を起こすことを期待しているでしょう。
AAA與真司郎が語るジェンダーについてのまとめ
與真司郎さんは自身の経験に基づき、「自分らしく生きる」ためには多様性やジェンダーに関する理解を深め、行動を起こすことが重要だと考えており、このイベントを通じて多くの人々にそのきっかけを提供したいと強く願っていることが伺えます。
與真司郎さんのその思いとして、
- 自分を隠すことなく普通に生活できること
- 僕と同じ境遇に置かれている方々にも、勇気を持つきっかけにしてもらいたかった
- 具体的な行動=ACTIONに踏み出す一歩になれたら嬉しい
との思いを知れたことで、今後の活動を応援したいと思います。
一人ひとりの様々な属性や個性、価値観などを認め、尊重し、活かしていくことのできる社会になっていくことを私も願っています。
最後に「カズレーザーと学ぶ」でカズレーザーさんもバイセクシュアルであることを公表していますから、與真司郎さんと同じ境遇として、新たな進展が期待できそうですね!
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