美味しいフキの採り方・見分け方と絶対やるべきマダニ対策の服装や道具まとめ

春から初夏にかけて、山や川沿いで見かけるようになる「フキ」

独特の爽やかな香りと、シャキシャキした食感がたまらない、この季節だけの特別な山菜ですよね!

北海道では5月〜6月中旬が旬。

地域によってはもう少し長く楽しめますが、近年は雪解けが早かったり天候が不安定だったりと、「いつ採りに行けばいいの?」とタイミングに悩む方も多いのではないでしょうか。

さらに、いざ行こうと思っても、こんな疑問や不安が浮かんできませんか?

  • どんなフキを選べば一番美味しい?
  • どうやって採ればいいの?
  • 山に入るなら、マダニ対策ってどうする?
  • 何を持っていけば安心?

そこでこの記事では、フキ採りの疑問を丸ごと解決する以下の内容をギュッとまとめてご紹介します!

この記事でわかること
  • ひと目でわかる!美味しいフキの見分け方と採り方のコツ
  • 絶対にやるべきマダニ対策の服装や必須の道具
  • 持ち帰ってすぐできる!カンタン下処理の方法

この記事を読めば、初めての方でも迷わず、安全にフキ採りを楽しめるようになります。

安心・安全に春の味覚をたっぷり味わうために、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。


目次

フキってどんな山菜?知っておきたい特徴と魅力

フキは、日本全国の山野や川沿い、湿った場所に自生するキク科の多年草です。

実は、春先にいち早く顔を出す「フキノトウ」はフキの花の部分。

そして、フキノトウが咲いた後にグングン伸びてくる茎(葉柄)の部分が、私たちが普段「フキ」として食べている部分なんです。

フキの魅力は、なんといってもあの爽やかな香りと、心地よいほろ苦さ!

煮物や炒め物、つけものなど、どんな料理にしても存在感バツグンで、食卓を一気に春色に変えてくれる特別な山菜です。

私も車で走っている時に、道路際に小さなフキが出始めるのを見かけると、つい「あー、今年もこの季節が来たんだな」って嬉しくなります。

季節の移り変わりを感じながら、自然の恵みを美味しくいただけるのって、本当に贅沢なことですよね。


フキが採れる時期はいつ?おすすめの場所も解説

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採れる時期:春から初夏(5月〜6月中旬がベスト!)

北海道のフキの収穫時期は、一般的に5月から6月中旬ごろです。

地域によって多少のズレはありますが、ちょうど桜が咲き終わる頃から新緑がグングン萌える頃がベストシーズン!

特に5月中旬から下旬にかけては、水分をたっぷり含んだ、若くて柔らかいフキが採れる最高の時期ですよ。

採れる場所:どんなところに生えている?狙うべき「最高のポイント」

フキはわりといたるところで見かける山菜ですが、実は「どこで採っても同じ」というわけではありません。

美味しいフキを手に入れるには、大事なポイントがあります。

フキにとって、水分が適度にあって「日陰から半日陰になる場所」は、ただ生えているだけでなく、最高のフキが育つ絶好のポイント。

もちろん、山の奥深くまで入れば一番最高なフキが採れますが、初心者の方にはルート選びや体力面でのハードルがなかなか高いですよね。

さらに北海道の山奥となると、やっぱり怖いのが「熊(ヒグマ)」との遭遇リスクです。

そこでおすすめなのが、「道路脇にある日陰や半日陰の場所」を狙うこと!

山の奥まで入らない道路脇のポイントなら、万が一の熊対策としても安心感が高く、初心者でも安全に美味しいフキを見つけることができますよ。

具体的には、車を走らせながら以下のような場所をチェックしてみてください。

  • 山林の入り口近くの道路脇(日陰になっている場所)
  • 林道の脇や、小さな沢が近くにある斜面
  • 水田のあぜ道など

水気が豊富で直射日光が当たりすぎない場所ほど、驚くほど柔らかくて香りが豊かなフキに育ちます。

ちなみに私はいつも、岩内〜ニセコ方面へフキを採りに行っています!

山のミネラルが豊富なところで育ったフキは、本当に味が格別で美味しいです。

山に入ると、普段の忙しさから離れて最高の「デジタルデトックス」にもなります。

この自然豊かな山々を五感で楽しむ時間は、私にとっても年間行事の大きな楽しみの一つになっています。


【体験談】10年採り続けて分かった!美味しいフキの見分け方&選び方のコツ

フキ採り歴10年以上の私が実践している、本当に美味しいフキを見分けるポイントを詳しく解説します。

一見、どれも同じように見えるフキですが、実は選び方で味がガラリと変わるんですよ!

ポイント1:一番美味しいのは「水分量」で見分ける!

新鮮なフキは、鮮やかな緑色でツヤがあり、みずみずしいのが特徴です。

美味しいフキの最大の証拠は、水分がたっぷり含まれていること。

根元を切った瞬間に、フキの中から「ピシャーッ!」と水が飛び出てくるものが最高です!

特に雨が降った後に採るフキは、水分をめいっぱい吸い上げてさらにシャキッとしています。

逆に、しばらく雨が降っていない日が続くと、少しクタッとしたフキが多くなってしまいます。

ポイント2:最も難しい!「中フキ」と「外フキ」の見分け方

フキは通常、1つの株から1〜3本ほど生えていますが、実は「中フキ」と「外フキ」に分かれています。

私たちが採るべきなのは「外フキ」です。

  • 外フキ(狙い目): 断面は三日月型。筋が強すぎず、調理しても美味しく食べられる。
  • 中フキ(避ける): 筋っぽくて硬く、茹でると溶けてしまう。茹でたときの色もくすみがち。

実は、この見分け方がフキ採りで一番難しいポイント。

10年以上採り続けている私でも、いまだに難しいと感じるほどです。

フキによって外側から生えたり内側から生えたりと、生え方が色々あるんですよね。

しかも、中フキって一番青々としてピンと立っているので、つい採りたくなってしまうのが罠(わな)なんです。

でも、中フキは柔らかいぶん、虫が食っていることも多いので注意してくださいね。

中フキの根本から切った断面です。

ポイント3:「赤ブキ」は味が劣るので基本はNG

もう一つ避けるべきなのは、全体が赤く(褐色)に変色しているものです。

通称「赤ブキ」と呼ばれているものです。

これは直射日光が当たることで赤くなってしまうのですが、フキが固くなっていたり、虫に食われていたりすることがほとんど。

他のサイトなどでは「食べられる」と紹介されていることもありますが、やっぱり味がガクッと劣るので私はおすすめしません。

ただし、日陰に生えているフキで、多少赤い程度なら大丈夫!

まだ柔らかいので、しっかりアク抜きをすれば色が抜けて美味しく食べることができますよ。

フキの太さや長さはどれくらいがいい?

基本の目安(扱いやすさ重視)

初心者の方が調理しやすく、扱いやすい目安はこちらです。

  • 太さ: 直径1〜2cmくらい(しっかりハリがあるもの)
  • 長さ: 30〜50cm程度

太めのフキのほうが皮がスルッと剥きやすく、調理の手間がかかりません。

私のイチオシ:あえて「ボールペン細さ」のフキを採る!

扱いやすいのは太いフキですが、私はあえてボールペンほどの細いフキもたくさん採ってきます。

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細いフキは皮むきなどの下処理がちょっと大変なのですが、太いものよりさらに柔らかく、シャキシャキ感が抜群で、何より香りがものすごく高いと感じます(個人的意見ですが!)。

下処理がめんどうでない方はぜひ試してみてほしい隠れた逸品です。

この細いフキをサッと味噌汁に入れると、フキ本来の深い味わいと香りがふわっと広がって本当に最高ですよ。

たくさん採れたらぜひ試してみてくださいね。


フキの正しい採り方と、翌年も楽しむための大切なマナー

美味しそうなフキを見つけたら、いよいよ収穫です!

でも、力任せに引っ張って引き抜いてしまうのは絶対にNG。

フキを美味しく持ち帰り、そして山の自然を守るための正しい手順とマナーをご紹介します。

1. 採り方の手順:道具は「使い古しの包丁」で十分!

フキの正しい採り方は、果物ナイフや包丁を使って、根元から優しく刈り取る方法です。

私は家でいらなくなった包丁を使っていますが、100均で買える包丁でも十分です。

  1. 根元から丁寧に切り取ることで、フキの株を傷つけずに済みます。刃をスッと当てれば、力は全然必要ありません!
  2. 根元から切ったら、その場ですぐに上の大きな葉っぱを切り落とします。
  3. 葉を落としたら、フキの穴の中(断面)に虫食いがないか必ずチェックしてください。

もちろん、外側の色ツヤが悪いものや、虫食いがあるものも選びません。

2. 翌年もまた採るために。絶対に守りたいフキ採りのマナー

ここで、フキ採りを楽しむすべての方に、どうしても知っておいてほしい大切なマナーがあります。

目の前にたくさんフキがあると、ついつい全部採りたくなってしまいますが、一株をぜんぶ採り尽くしてしまうのは絶対にやめましょう。

フキの葉がすべてなくなってしまうと、その株は光合成ができなくなり、最悪の場合、翌年からフキが生えてこなくなってしまう可能性があるのです。

  • 真ん中の太くて立派な「中蕗(なかぶき)」は残す
  • その場所の全体の「半分以上」は残すようにする
  • 株を踏みつけないよう注意する

これが、自然のサイクルを守るための大切な優しさです。

感謝の気持ちを込めて

フキの株を踏みつけないように気をつけながら、「来年もまた美味しいフキを採らせてね」と感謝の気持ちを忘れないこと。

自然の恵みを大切に守りながら、楽しませてもらいましょうね。


フキ採りに最適な服装は?

フキが生えている場所は、草むらや湿った場所が多い為、虫や怪我の危険と隣り合わせです。

安全で快適な「服装」をご紹介しますね。

1. 基本は「長袖・長ズボン+ウィンドブレーカー」

フキ採りに行くときの服装は、長袖・長ズボンに、ウィンドブレーカーなど防水性のある上着を羽織るのが基本です。

ウィンドブレーカーの中も、しっかり肌を守るために上下とも長袖・長ズボンを着用するのがおすすめ。

ちなみに、ウィンドブレーカーは「白や黄色」などの明るい色を選ぶのがイチオシです!

まず、厄介な「ブユ(ブヨ)」は黒や紺などの濃い色を好む習性があるので、白や黄色の明るい服を着ていると、それだけで寄り付きにくくなります。

さらに明るい色を着ておくと、このあとお話しする「マダニ対策」のときにも、くっついたマダニを一目で見つけやすくなって便利ですよ。

2. 首元には「タオル」が絶対に必須!

忘れがちなのが首元のガード。

首には必ずタオルを巻いてくださいね。

虫刺されを防ぐのはもちろん、草むらに潜むマダニから身を守るための超重要な対策になります。

下を向いて夢中で作業をするので、首元にスキマを作らないのがポイントです。

3.帽子は「緑色のネット付き」が絶対おすすめ!

日差しや虫から頭を守る帽子ですが、私は「ネット付き(防虫ネット)帽子」をおすすめします。

ネットがついていることで、葉っぱや枝が目に刺さるのを防ぐこともできます。

ちなみに、ネットの色は「緑色」がイチオシです。

ブユ(ブヨ)は黒などの濃い色に寄り付く習性があります。

かといって、以前に「白色」のネットを使ってみたときは、光が反射してフキの色が全く見えなくなってしまい、1回ですぐにやめました(笑)。

視界が見えやすい緑色がベストです。

ホームセンターなどで購入できますよ!

4. 手元は「丈夫な軍手」+「手首のガード」

手には、丈夫な生地の軍手や園芸用の手袋をはめましょう。

そして盲点になりがちなのが「手首」です!

フキ採りに夢中になっていると、いつの間にか袖がめくれて手首がむき出しになってしまうんですよね。

実は私、対策を忘れて何度も手首がかぶれてしまい、あとで本当に痒い思いをしました……。

草木でのかぶれや虫刺されから身を守るために、腕抜き(アームカバー)やリストバンドなどをつけて、手首の隙間をしっかりガードして出かけてくださいね。

5.足元は「長めの長靴」がいちばん!

靴は長靴が一番です。

フキがある場所は湿っていて足元がぬかるんでいることも多いですし、何より泥だらけになりますし、草もたくさんこびりつくんですよね。

服や足元が汚れるのを気にせず動くためにも、少し長めの長靴を選んで出かけましょう!

6. 【超重要】帰る前に必ず「マダニチェック」をしてください!

フキを採り終わって、さあ車に乗ろう、帰ろうというその前に、ウィンドブレーカーを脱ぐときは必ずマダニがついていないかチェックしてくださいね。

私は必ずと言っていいほど、2〜3匹はウィンドブレーカーにマダニがついています……!

マダニは(家の中にいるダニと違って)結構大きい(1mm程度)ので、目視でちゃんと確認できます。

だからこそ、上着が「白系」だと黒いマダニが付いているのがパッと一目でわかりやすく見つけやすいです。

以前、自分ではよく確認したつもりだったのに、あとから「なんか腕がもぞもぞするなぁ……」と思ったら、なんとマダニが腕を歩いていたこともありました(怖)。

大変なことになる前に、車に乗り込む前のお肌と上着のチェックは絶対に忘れないでくださいね!(内外両面チェック!)


これで完璧!フキ採りに必要な道具と便利アイテムまとめ

服装がバッチリ決まったら、持っていく道具もチェックしましょう!
快適に、そして安全にフキ採りを楽しむための必需品をまとめました。

1. 採ったフキを入れる「縦長のエコバッグ」

採ったフキを持ち帰る袋は必須ですが、普通のビニール袋(買い物袋)だと、枝や何かに引っ掛けて破けてしまう恐れがあります。

なので、私は丈夫な「縦長のエコバッグ」をおすすめしています。これなら持ち歩きにも便利ですよ。

ちなみに、袋はいくつか複数用意しておいた方がいいです。

フキの他にも美味しそうな山菜を見つけたとき、袋を分けて入れられるのでとっても便利ですよ!

2. 自分の身を守る「熊鈴」

山に入る以上、熊鈴は絶対に忘れないで持っていってくださいね!

夢中でフキを採っていると周りが見えなくなりがちですが、しっかり鈴の音を響かせて、自分の存在をアピールしながら楽しんでくださいね。

3. 虫よけスプレー & 虫刺されの薬

山には虫がいっぱいです。山に入る前の虫よけスプレーはもちろんですが、「虫刺されの薬」も必ず持っていってくださいね。

特に先ほどお話しした「ブユ(ブヨ)」に刺されると、めちゃくちゃ痒くて、掻くとすぐ広がります!

でも、刺されてすぐその場で薬をつけると、被害を最小限に抑えることができますよ。

4. 忘れちゃいけない「飲み物」

フキ採りは、下を向いたり歩き回ったりと、思った以上に体力を遣うものです。

夢中になると時間を忘れてしまうので、こまめな水分補給のために、飲み物は必ず持参しましょうね




美味しいフキの採り方・見分け方と絶対やるべきマダニ対策の服装や道具:まとめ

準備万端でフキ採りを楽しもう!

フキ採りについて、この記事で分かったことをまとめます。

【要点まとめ】 

  • 採るときは使い古しの包丁で根元から切る
  • 家に持ち帰る前に、断面を見て「虫食い」がないか必ずチェック!
  • 真ん中の立派な「中蕗(なかぶき)」は残して、外蕗を採る
  • 上着はブユ対策とマダニ視認のために「白や黄色」の明るいものを着る
  • 帽子ネットはフキが見えやすい「緑色」、首には「タオル」が必須
  • 手首のかぶれ防止に「腕抜きやリストバンド」、足元は「長めの長靴」を一択
  • 袋は引っ掛けても破けない「縦長のエコバッグ」を複数用意する
  • 「熊すず」は絶対に必須!車に乗る前は必ずマダニがいないか目視で確認!

山フキ採りは、自然の恵みを肌で感じられる本当に楽しい時間です。

ちょっとした服装の工夫やマナーを心がけるだけで、虫や怪我の心配を減らして、何倍も安全に楽しむことができますよ。

ぜひ万全の準備をして、お出かけしてくださいね。

みなさんが美味しいフキにたくさん出会えますように!

新しい情報があったら、また追記していきますね。

次は竹の子採りも書く予定です。お楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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この記事を書いた人

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