北海道むかわ町・穂別はなぜ”恐竜の町”に?博物館誕生の理由と最新情報を調べてみた

北海道むかわ町の穂別地区が「恐竜の町」として全国的に注目を集めていますよね!

2026年4月25日には待望の「むかわ町穂別恐竜博物館」がリニューアルオープンし、国内最大級の恐竜全身骨格である新種「カムイサウルス・ジャポニクス」が展示されたことで大きな話題になっています。

でも、なぜ穂別が「恐竜の町」になったのでしょうか?

私も「穂別恐竜博物館って、穂別と恐竜どうゆう関係でできたの??」と疑問に思ったので調べてみました!

この記事では、穂別が恐竜の町と呼ばれるようになった理由や、化石発見から博物館誕生までの道のりをわかりやすくまとめました!

さらに、2026年最新の博物館情報や、気になるアクセス方法なども徹底的に調べています。

2026年6月27日(土)には、HTBの人気番組「LOVE HOKKAIDO(ラブ北海道)」で穂別の魅力が特集されるなど、ますます目が離せないむかわ町。

同じ北海道民として、穂別のワクワクするような恐竜ストーリーをぜひ知っていただきたいと思います!


目次

むかわ町・穂別が「恐竜の町」と呼ばれる理由とは?

北海道勇払郡むかわ町の穂別地区が「恐竜の町」と呼ばれるようになった一番の理由は、

穂別で国内最大級の恐竜全身骨格化石が発見されたこと!

がきっかけです。

穂別地区からは、約7200万年前の白亜紀後期(はくあきこうき)に生息していた恐竜や海の生き物の化石が数多く発見されています。

中でもすごいのが、2003年に発見されて、2019年に新しい種類の恐竜として正式に認められた「カムイサウルス・ジャポニクス(通称:むかわ竜)」です。

この大発見によって、静かな町だった穂別が一躍「恐竜の町」として全国に知られるようになりました。

驚くべきことに、カムイサウルスは日本国内で発見された恐竜化石としては最も完成度が高く、骨の個数で全身の約60%、総体積で約80%もの骨が揃っているという、世界的にも極めて貴重な標本なのです。

また、穂別地区では1975年にも「ホベツアラキリュウ」という首長竜の化石が発見されており、昭和の時代から化石好きの間では「アンモナイトなどの化石がたくさん見つかる町」として有名でした。

こうした貴重な化石を地元で大切に保存して、未来の子供たちに伝えるために、1982年に最初の博物館「穂別博物館」ができました。

そして2026年4月25日、装いも新たに「むかわ町穂別恐竜博物館」としてリニューアルオープンしたんです。

地元の人たちの地道な化石発掘と情熱が、小さな町を大きく輝かせたんですよね!!


すべては化石の発見から始まった!

穂別が恐竜の町になったのは、地元の方々による化石発見がすべてのスタートでした。

ここでは、穂別と恐竜の歴史を紐解いていきます!

最初の化石発見はいつ??どんなきっかけだった??

穂別で最初に大きな注目を集める化石が見つかったのは、今から半世紀近く前の1975年(昭和50年)のことです。

当時、旧穂別町に住んでいた荒木新太郎さんが、趣味のアンモナイト探しで山奥の沢を歩いていた時に、岩に埋もれた大きな骨の化石を見つけました。

荒木さんは地元でも熱心な化石好きとして知られていて、よく山に入って化石を探していたそうです。

最初は何の生き物の骨かわからなかったのですが、その後の調査で、なんと大きな「首長竜のヒレ」の骨だとわかりました!!

これをきっかけに本格的な発掘が行われて、約8400万年前の海に生息していた首長竜の全身の骨が、ほぼ完全な状態で見つかりました。

この首長竜は、発見者の荒木さんの名前と地名をとって「ホベツアラキリュウ(愛称:ホッピー)」と名付けられました。

「この貴重な化石を地元に残して、大切に展示したい!」という町の人たちの強い願いが実を結び、1982年(昭和57年)に穂別町立博物館が建てられたんです。

一人の化石愛好家の発見が、町の未来を変えるきっかけになったんですね!!

「カムイサウルス・ジャポニクス」の衝撃的な発見

ホベツアラキリュウの発見から時は流れて、2003年の春。

穂別にまた新しい歴史が刻まれることになります。

2003年4月9日、むかわ町穂別在住の堀田良幸さんが、散歩の一環で沢沿いを歩いていた時に、崖の上に化石のようなものを見つけました。

堀田さんも熱心な化石好きで、足を痛めていた時のリハビリウォーキング中に偶然見つけたそうです。

堀田さんは最初「大きなワニの化石かな??」と思い、穂別博物館に連絡して化石を寄贈しました。

ところが、当時の博物館には首長竜の化石がたくさんあったため、この化石も「首長竜のしっぽの骨だろう」と勘違いされてしまったんです。

そのため、化石の周りの石を削る作業(クリーニング)が後回しになり、なんと約7年間も倉庫の片隅で眠り続けることになりました。

状況が大きく動いたのは2010年です。

東京学芸大学の佐藤たまき准教授が、穂別博物館を訪れて首長竜化石の調査を行った際、この化石をクリーニングしてみたところ、首長竜ではなく恐竜の骨の特徴を持つことが判明したんです!

2011年9月、北海道大学総合博物館の小林快次准教授(当時)に鑑定を依頼したところ、恐竜化石であることが確認されました。

そして2013年から2014年にかけて大がかりな発掘調査が行われ、全長8メートルもある巨大な恐竜の全身骨格が姿を現しました。

2019年9月6日、ついにこの恐竜は新しい種類の「カムイサウルス・ジャポニクス」として世界に公式発表されました。

学名は、アイヌ語で「神」を意味する「カムイ」と、「日本の」を意味する「ジャポニクス」を組み合わせて「日本の竜の神(日本の神トカゲ)」という意味になります。

奇しくもこの日は、むかわ町にも大きな被害を及ぼした北海道胆振東部地震からちょうど1年という日でした。

震災からの復興のシンボルとしても、カムイサウルスは町の人々に希望を与える存在となりました。

7年間も倉庫で眠っていた化石が、世界を驚かせる大発見になるなんて、まるでドラマみたいですよね!

なぜむかわ町で恐竜化石が見つかるのか?

ここで一つ疑問が浮かびますよね。

「なぜ穂別で恐竜化石がこんなに見つかるの?」

実は、むかわ町穂別地区は約7200万年前の白亜紀後期には陸地ではなく「深い海の底」だったんです!!

北海道には、南北に縦断する「蝦夷層群(えぞそうぐん)」という白亜紀の海で堆積した古い地層が分布しています。

カムイサウルスは陸生恐竜なのに、なぜ海の地層から発見されたのか?

それは、カムイサウルスが海辺の近くで暮らしていたと考えられています。

白亜紀後期のむかわ町付近は、大陸から約10キロメートル離れた海底にあり、陸で生活していた恐竜が死後、川や波によって海に運ばれ、海底に沈んで化石になったと推測されています。

波の影響を受けない深い海の底だったからこそ、全身の骨がバラバラにならずに、きれいな状態で化石として残りました。

また、穂別地区では首長竜やモササウルス(海のトカゲ)、アンモナイトなど、海の生き物の化石も豊富に発見されています。

つまり、穂別は白亜紀の「陸の生き物」と「海の生き物」の両方の化石が見つかる、とても貴重な場所なんです!

地層がそのまま残っているからこそ、1億年以上前の生物の姿を今に伝えることができるんですよね。


穂別博物館誕生までの道のり

化石発見から博物館建設まで、穂別の人々はどのように動いたのでしょうか?

ここでは、博物館誕生までの歩みを追っていきます。

化石発見後の町の動きや反応

1975年にホベツアラキリュウの化石が発見された後、穂別町(当時)の人々は「この貴重な化石を地元に残したい!」という強い思いを持ちました。

当時、化石は研究機関に送られて研究されることが多く、発見された地域に残らないことがほとんどでした。

しかし、穂別町の人々は違いました。

「地元で発見された化石は、地元に保存し、将来まで伝えたい」

この思いが、博物館建設へと動き出すきっかけになったんです。

町民や町議会が一丸となって、博物館建設に向けた準備が進められました。

当初は「穂別町郷土資料館」として計画されていましたが、建設計画中に「穂別町立博物館」として正式に設立されることになりました。

小さな町が自前で博物館を作るというのは、当時としてはかなり思い切った決断だったと思います。

でも、その思い切りが今の穂別を作ったんですよね!

博物館設立の経緯と目的

そして1982年(昭和57年)、穂別町立博物館が開館しました。

開館の目的は明確でした。

【博物館設立の目的】

・ホベツアラキリュウ化石を地元に保存し、展示すること

・穂別地域で産出する化石を収蔵・研究すること

・太古の歴史を次世代に伝えること

・地域の教育・文化振興の拠点となること

開館当初は、ホベツアラキリュウの全身骨格復元が展示の目玉でした。

その後、2006年(平成18年)に旧穂別町と鵡川町が合併し、新町「むかわ町」が誕生したことに合わせて、博物館の名称が「むかわ町穂別博物館」に変更されました。

そして2013年・2014年にカムイサウルスの化石が発掘されたことで、博物館の役割はさらに大きくなりました。

2026年(令和8年)4月25日、ついに新しい「恐竜館」が建設され、これまでの博物館展示棟は「海洋化石館」と改称し、博物館名も「むかわ町穂別恐竜博物館」としてリニューアルオープンしました!

新しい博物館は、恐竜館と海洋化石館の2館構成となり、北海道初の「恐竜博物館」として大きな注目を集めています。

地元の化石を大切にしたいという思いが、40年以上かけて形になったんですね。

継続する力って、本当に素晴らしいと思います!

「恐竜の町」としての町おこしプロジェクト

むかわ町は、カムイサウルスを単なる化石として展示するだけでなく、「恐竜化石を活かしたまちづくり」を進めています。

2015年(平成27年)に「むかわ町恐竜ワールド構想」を策定し、2016年(平成28年)には「むかわ町恐竜ワールド構想推進計画」を定めました。

【むかわ町恐竜ワールド構想の主な取り組み】

・穂別博物館のリニューアルと恐竜館建設

・恐竜を活かした観光振興

・教育プログラムの充実(出前授業・化石クリーニング体験など)

・地域商社設立による恐竜ブランド商品の開発

・恐竜イベントの開催(むかわ町恐竜フェスタなど)

・地域おこし協力隊の募集(博物館での教育普及活動)

・SNSやPR動画での情報発信

特に力を入れているのが、子どもたちへの教育です。

町内の小学校・中学校・こども園への出前授業や、化石クリーニング体験、野外調査への同行など、本物の化石に触れる機会を提供しています。

また、2026年4月18日には、北海道を中心に活動する3ピースユニット「HAMBURGER BOYS」が手がけた楽曲「MUKAWA NO DINOSAUR」がリリースされ、恐竜博物館をテーマにした音楽でも町をPRしています!

さらに、博物館の隣には「樹海温泉ほべつ」やレストランも新設され、地元民も気軽に利用できる公共施設として親しまれています。

2018年の北海道胆振東部地震で大きな被害を受けたむかわ町にとって、カムイサウルスは復興のシンボルでもあります。

恐竜を通じて、町に活気と希望を取り戻そうとする取り組みは、今も続いています。

小さな町が恐竜で大きく輝こうとしている姿に、私も同じ北海道民として応援したい気持ちでいっぱいです!


穂別博物館ってどんなところ?見どころは?

2026年4月25日にリニューアルオープンした穂別恐竜博物館は、どんな場所なのでしょうか?

ここでは、博物館の魅力をたっぷりご紹介します!

展示されている恐竜や化石

穂別恐竜博物館は、「恐竜館」と「海洋化石館」の2館構成になっています。

【恐竜館の見どころ】

恐竜館では、カムイサウルス・ジャポニクスを中心とした白亜紀末の恐竜などが展示されています。

■カムイサウルス全身復元骨格(レプリカ)

全長8メートルの迫力ある全身骨格が、展示室の中心に堂々と展示されています!

カムイサウルス全身実物化石(床下展示)

なんと床下にはカムイサウルスの実物化石が置いてあり、アクリル板の上から見ることができるんです!

本物の化石を真上から見られるなんて、とても貴重な体験ですよね。

ティラノサウルス・レックス「スコッティ」(レプリカ)

世界最大のティラノサウルス・レックス「スコッティ」(全長13メートル)のレプリカも展示されています。

原標本はカナダ王立サスカチュワン博物館所蔵のもので、北米の恐竜コーナーとして圧倒的な存在感を放っています!

デイノスクス(大型ワニ)生体模型

北海道大学総合博物館所蔵の大型ワニの生体模型と頭骨レプリカも展示されています。

【海洋化石館の見どころ】

海洋化石館(旧本館)では、穂別地域で産出した海の生物の化石が展示されています。

ホベツアラキリュウ(クビナガリュウ)全身復元骨格

1975年に発見され、博物館建設のきっかけとなった化石です。

2019年に37年ぶりに全身骨格が修正され、より正確な復元が行われました。

アンモナイト化石

様々な大きさや形をした、数多くのアンモナイトを見ることができます。

白亜紀後期の新種を含む34種141点のアンモナイト化石が展示されています。

モササウルス(海のトカゲ)化石

海に生息していた大型爬虫類の化石も見られます。

恐竜館では陸の恐竜、海洋化石館では海の生物と、白亜紀の陸と海の両方の世界を体感できるのが、穂別恐竜博物館の最大の魅力です!

本物の化石に触れることもできるので、太古の歴史を肌で感じることができますよね。

穂別恐竜博物館の体験コーナーや教育プログラムについて

先ほど、『博物館が誕生した理由の一つは、未来の子供たちに歴史を伝えるため』とご紹介しましたよね!

その誕生の目的を果たすために、現在の穂別恐竜博物館では、ただ見るだけでなく『体験できる』素晴らしいプログラムが用意されているんです。

「せっかく恐竜博物館に行くなら、化石の発掘体験もしてみたい!!」と思う方も多いですよね。

ただ、穂別恐竜博物館の「化石クリーニング体験」などは、いつでも誰でもフラッと行って体験できる常設コーナーではないんです!!

読者の皆さんが「せっかく行ったのにやってなかった…」とガッカリしないように、現在の体験プログラムの実施状況をわかりやすくまとめました。

現在は主に、以下の3つのパターンで体験や教育プログラムが行われています!!

① イベント開催時の特別体験(観光客も参加OK!!) 

毎年秋(2025年は9月に開催されました)に行われる「むかわ町恐竜フェスタ」などの大型イベント時に、体験コーナーが用意されます!!

  • 本物の石を削る化石クリーニング体験
  • VR機器を使った恐竜世界への没入体験
  • AR(拡張現実)技術を使った恐竜との記念撮影

毎年9月下旬〜10月頃に開催されています。今年(2026年)の日程は今後発表される予定なので、むかわ町の公式ホームページやSNSをチェックしてみてくださいね!

② 事前予約制の特別ツアー(観光客におすすめ!!) 

確実に見学や体験を楽しみたい方は、旅行会社などが企画している「むかわ町周遊ツアー」「化石発掘体験ツアー」に事前に申し込むのがおすすめです!!

主に以下のサイトや旅行会社から申し込みができますよ。

  • ほっとバス(北海道オプショナルツアーズ): 
    「恐竜と化石のまち むかわ町知り尽くし周遊ツアー」などの日帰りバスツアーを頻繁に企画しています。化石クリーニング体験や、専門家による博物館ガイドツアーがセットになっていて観光客に大人気です!
  • むかわ町経済恐竜ワールド戦略室(公式): 
    むかわ町の恐竜プロジェクトを担当している公式部署です。公式ホームページや公式SNS(Instagram・Facebook)で、「MUKAWAダイナソー・アドベンチャー(実際の山での本格的な発掘体験ツアー)」などの最新情報を随時発表しています。

時期によって開催されているツアーが変わるので、「むかわ町 ほっとバス」や「むかわ町 恐竜ワールド戦略室」で検索して、ぜひ最新の募集状況をチェックしてみてくださいね!!

③ 地元の子供向け教育プログラム(随時実施中!!) 

こちらは観光客向けではありませんが、ぜひ知ってほしいむかわ町の素晴らしい取り組みです!

ただ観光地化するだけでなく、「未来の子供たちに歴史を伝える」という目的のために、学芸員さんが小中学校へ出前授業に行ったり、化石学習プログラムを年間を通して行っています。

町全体で「恐竜の町」を盛り上げ、子供たちを育てている熱意が伝わってきますよね!


むかわ町穂別恐竜博物館の場所とアクセス方法

「穂別恐竜博物館に行ってみたい!」と思った方のために、場所とアクセス方法をまとめました。 実は行くときに「ちょっとした注意点」があるので、必ずチェックしてくださいね!!

むかわ町・穂別ってどこにあるの??(※行き先の注意点!)

むかわ町は、北海道の真ん中より少し南側(勇払郡)にあります。 2006年に2つの町が合併してできたため、町の中が大きく2つのエリアに分かれているんです。

  • 海側(鵡川地区): ししゃもが有名なエリア
  • 山側(穂別地区): 恐竜化石の町で、博物館があるエリア

海側の鵡川地区から、山側の穂別地区(博物館)までは、車で約40分(約38キロ)も離れています!! 

カーナビやスマホのマップを設定する時は、「むかわ町役場」などにしてしまうと海側に案内されてしまうことがあるので、必ず「穂別恐竜博物館」を目的地に設定してくださいね!!

博物館の施設情報

穂別恐竜博物館の基本的な情報は以下の通りです。

【むかわ町穂別恐竜博物館の基本情報】

  • 住所: 北海道勇払郡むかわ町穂別80番地6
  • 開館時間: 9時30分~17時00分(最終入館は16時30分まで)
  • 休館日: 月曜日、祝日の翌日、年末年始など(※臨時休館の場合あり)
  • 観覧料: 大人300円、高校生以下100円、未就学児は無料
  • 駐車場: 無料(臨時駐車場を含めて約100台分)
  • 電話番号: 0145-45-3141
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この記事を書いた人

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